原因に関係する疾患

原因に関係する疾患

坐骨神経痛は、特定の疾患ではありません。病気によって引き起こされる症状についた名前です。例えば盲腸を起こした際の『腹痛』などと同じです。
坐骨神経痛を引き起こす原因となる疾患には、以下のようなものがあります。まず多いのが椎間板ヘルニアです。椎間板は背骨と背骨の間にあるクッションのようなもの。これがはみだして、坐骨神経を圧迫してしまいます。次に、脊柱管狭窄症。背骨の中央を通る神経管が、老化などで細くなってしまい神経を圧迫します。腰椎の分離症やすべり症は、文字通り腰椎が分離してしまうこと。分離した部分の骨が前方へすべり、神経を刺激します。
筋肉が原因のこともあります。腰や股関節に負担がかかり続けると、臀部の筋肉である梨状筋(りじょうきん)が、坐骨神経を圧迫することがあります。これは梨状筋症候群といわれています。まれに癌による腫瘍が坐骨神経痛を引き起こす原因になることも。この場合、痛みが非常に強くなるのが特徴です。老人に多い帯状疱疹によって引き起こされることもあります。
坐骨神経痛の原因は、疾患だけとは限りません。慢性的なカルシウム不足が原因になることもあります。これが原因の場合は、坐骨神経痛だけでなく、肩こりや腰痛などの症状もあらわれます。