坐骨神経痛になったら腰痛バンドとコルセットのどちらを使うのが良いか

坐骨神経痛になったら腰痛バンドとコルセットのどちらを使うのが良いか

坐骨神経痛の保存療法でよく使用される腰痛バンドやコルセットですが、この2つの違いはどこにあるのか疑問に感じたことはないでしょうか。

腰痛バンドとコルセットには、はっきりとした違いはありませんが、大まかには、軽度の坐骨神経痛に使われるのが腰痛バンドで、症状が重い場、別の言い方をすれば、整形外科で診断を受けて医師のから直接勧められるのが医療用コルセットと呼ばれるものであると区分けすることができるでしょう。

軽度の腰痛や予防的に使うのが腰痛バンド

腰痛バンドは、ある程度しっかりしたものがドラッグストアでも購入できますが、特定の症状に合わせて作られたものではありません。幅広い腰痛に使うことができますが、軽度の腰痛か、予防的に使うということにとどめておいたほうが良いでしょう。

腰痛バンドの効能には、腹腔圧力が上昇しますので、腰にかかる負担が軽減されるということ、腰回りが固定されますので、必然的に姿勢を崩すことが困難になり、自動的に姿勢が良くなります。姿勢が良くなると腰への負担が限定的となるということです。
もうひとつは、腹巻と同じで保温効果が期待できるということです。ただ、腰回りが冷えにくくなると血行が良くなるということになりますが、着装が強過ぎると逆に血行障害につながりますので、この点には注意する必要があります。

腰痛バンドを使用する上で注意すべきことは、毎日長時間つけていると、腹筋を使わなくなりますので次第に筋力が落ちてきます。そのことから、腰痛ベルトを使うのは1日4~5時間程度にとどめておくと指導される場合もあります。筋肉の支える力が落ちると、腰への負荷が一気に腰椎にかかってきますので、自宅では腰痛バンドを外すなど、筋力が著しく低下しないように配慮しなければなりません。

症状に合ったコルセットを使ったほうが痛みは緩和する

整形外科で診断を受けると、保存療法の実施期間に腰を守る目的で使う医療法のコルセットを勧められる場合があります。それと同じコルセットでも、布製ではなく樹脂などの硬質素材でつくられているコルセットを装着することもあります。
これらはどちらも医療用コルセットになりますが、腰痛バンドと違い、コルセットの幅が広くなり腰椎や椎弓の動きを少なくさせるなどの目的で用いられるものが多いです。

坐骨神経痛で医療用コルセットを使用するケースは、その原因が脊柱管狭窄症にある場合などです。脊柱管狭窄症のコルセットは、装着するとやや前傾姿勢になるように設計されていて、腰痛バンドよりも、痛みやしびれを緩和する効果も高くなります。

腰痛の症状が酷い場合は、痛みを逃がすために腰痛バンドに頼るのではなく、正しい診断を受けて、症状に合ったコルセットを使うようにしたほうが良いでしょう。