坐骨神経痛の改善とカルシウム

坐骨神経痛の改善とカルシウム

女性の坐骨神経痛の原因として、閉経後の骨粗鬆症もあげられることから、カルシウムが不足することも坐骨神経痛をはじめとする腰痛全般の原因のひとつとなることが考えられます。

カルシウムが不足すると骨自体の強度が落ちてしまうわけですが、骨の強度が落ちると外部からの負荷や衝撃によって圧迫骨折や疲労骨折を招く危険性が高まります。腰椎分離症は椎弓部分に見られる一種の疲労骨折で、一般に発育時期のスポーツ選手に多く見られる腰痛症ですが、患者の中には中高齢になってから分離症になるケースもあります。また骨粗鬆症との合併でおこることが多い脊柱管狭窄症も、カルシウム不足によって骨の強度が落ちることに注意が必要な腰痛症と言えます。

一般的に腰痛症では、運動療法などで筋肉を強化するためのストレッチなどが指導されるのですが、骨が弱くなっていないかということも、年代によっては見ていかなければならないでしょう。

骨密度は20代までに決まってしまう?

カルシウムは吸収されにくいミネラル成分です。たとえたくさんカルシウムを摂取したとしても、一日に吸収出来る量は決まっていますので、気まぐれにカルシウムを多く摂取しても効果的ではありません。
またよく言われることですが、宇宙飛行士のように重力のないところで生活していると、骨密度はかなり下がってしまうようです。これは適度な運動をして骨に負荷をかけてあげたほうがカルシウムの吸収が良くなることの証でもあります。

これらのことから言えるのは、毎日できるだけ栄養バランスのとれた食事を摂ること、そして適度な運動を欠かさないことが大事であるということです。
またその人の骨密度を決めるのは、10代、20代にどれだけカルシウムを摂取してきたかということによるようです。すでにその年代を過ぎてしまった方は仕方ありませんが、30代にまだ突入していない方は、少し意識してカルシウムの摂取を考えてみると良いのではないでしょうか。

カルシウムサプリメントで腰痛改善

カルシウムを食事以外に摂取するには、サプリメントによる方法があります。ただしカルシウムは、それ単体で摂るよりも、他のミネラルと摂取したほうが吸収も高まると考えられます。サプリメントを選ぶ場合は品質の高い天然のカルシウム剤を選ぶように注意してください。

カルシウムのサプリメントには、結合型カルシウム(タンパク質と結合したカルシウム)とイオン化カルシウム(水に溶けてカルシウムイオンとなる)があります。イオン化カルシウムは吸収率が高いのですが、余分なカルシウムは吸収されずに体外に排出されますので過剰摂取の心配もありません。
またイオン化カルシウムは、卵殻ではなく貝殻でつくられているので、卵にアレルギーがある方でも安心して飲むことができます。どちらかで迷ったら、イオン化カルシウムのサプリメントがおすすめです。

サプリメントは腰痛にあまり効果がないと言われることが多いわけですが、カルシウム剤に関しては、幅広い年代で腰痛症状を改善させている報告があります。カルシウムサリプは、ミネラル不足を補うためだけに飲む方もいるわけですから、腰痛に悩んでいる方は試してみると良いかも知れませんね。