鍼治療が効果的な坐骨神経痛の症状とは

鍼治療が効果的な坐骨神経痛の症状とは

鍼で治る坐骨神経痛の症状とは
坐骨神経痛の原因が大腰筋やお尻の梨状筋などの痙攣によるものであれば、鍼治療で治る場合があります。

また、骨に異常が無いにもかかわらず痛みがあるといったような、原因がはっきりとしていなくて治療し難い坐骨神経痛も、鍼治療で治る坐骨神経痛です。

坐骨神経は、腰椎4番・5番、仙椎1番・2番から神経が出て、骨盤の内側を通って骨盤の孔から腿の裏側に出てくるのが通り道です。大腰筋と梨状筋はその通り道になっている筋肉の代表的なものです。

大腰筋・梨状筋の痙攣による症状とはどのようなものでしょうか。

・足全体が痛む・・・大腰筋が大腿骨を通る神経全てを圧迫するからです。

・痛みが夜間や明け方にひどくなる・・・夜間や明け方には脈が緩慢になり、筋肉の血流が悪くなり筋肉は収縮します。
収縮した筋肉は血管が圧迫されているので、さらに血が流れにくくなり酸素不足を起こし神経圧迫が強まり痛みが激しくなるのです。

 ・姿勢によって痛みが和らぐ(前屈みの姿勢が楽になる)・・・大腰筋は、腰椎の上から大腿骨前上部についているので大腰筋が収縮すると前屈みの姿勢になり、大腿前面が背骨に引っ張られるため身体を伸ばすのが痛くて辛くなります。エビのように身体を曲げて寝る方が楽なのは、このためです。 

・立ち上がるのが辛い・・・椅子に腰掛けたり座っている間は、大腰筋が収縮しているので楽なのですが、立ち上がると縮んだ大腰筋が延ばされるため痛みを生じるからです。。

・痛みがあるのにCTやMRIでは異常無しにみえる・・・大腰筋が縮んで硬くなっているだけなのです。

・身長が小柄で細身の体型の人の坐骨神経痛・・・筋肉の痙攣が原因の坐骨神経痛の次に多いのがヘルニアによる坐骨神経痛です。ヘルニアは椎間板にかかる圧力が大きいために、椎間板の損傷や変形が起こります。
体型から判断すると身長が高くて肥満型の人には、ヘルニアが多いようです。反対に身長が160cm位で細身の人には、筋肉の損傷で痛みが起きている場合が多いようです。

上記のような状況の場合は筋肉の痙攣による坐骨神経痛なので、鍼治療で効果が得られます。

坐骨神経痛は、痛んでいる筋肉が深い部位にあるため、深部に届く鍼治療は他の治療方法に比べ効果も速く現われてきます。

しかし、坐骨神経痛の中には、鍼治療で効果が現れない物や、鍼治療そのものが禁忌の坐骨神経痛もあります。

妊娠により胎児が骨盤内の坐骨神経を圧迫して生じている坐骨神経痛には、流産する恐れがありますので鍼は禁物です。
坐骨神経痛が妊娠によるものであれば、出産とお供に圧迫原因が解消され自然に治ります。

また、失禁を伴う重度の神経圧迫をによる坐骨神経痛や、糖尿病や血管疾患による両足の激しい痺れ、癌や腫瘍による神経圧迫による内科的な病気が原因の坐骨神経痛 にも
鍼治療は効果が望めません。病院での西洋医学治療のほうが優れています