坐骨神経痛に温泉効果

坐骨神経痛に温泉効果

坐骨神経痛の痛みやしびれの原因としては、梨状筋症候群、脊柱管狭窄症、脊椎分離症脊椎、すべり症、脊椎腫瘍、骨盤内腫瘍と多岐にわたっています。

坐骨神経の付け根が圧迫されて痛みがおこる神経痛もあれば、神経の圧迫が原因ではないのに痛みが起こる神経痛もあるのです。

さらに、痺れの原因が神経の圧迫や骨のゆがみだけではなく、筋肉の硬直や張り、凝りなどからくることが圧倒的に多くなっているのです。

そのような坐骨神経痛には、温泉による治療もとても有効な手段の一つではないでしょうか。
坐骨神経痛は腰に強い痛みがあることが多いので、温泉で腰を温めることで神経痛の症状が緩和されることがあります。

温泉に入り体が温まると血流がよくなり、痛みのある患部へ酸素や栄養分が送られ、老廃物や痛みを起す物質を取り去ることができるので、筋肉や関節の痛みが和らぐとともに気持ちもリラックスし、身体的も精神的にもとても楽になります。

温泉の湯の質は効果にはあまり関係なく、特にどのような温泉の質が向いているというわけではないので遠くまで行く必要はありません。

家庭の風呂でも効果は望めるということになります。
よく温まる泉質としては、食塩泉や炭酸水素塩泉が良いとされます。

坐骨神経痛に対する温泉の目的は「温まる」ということにありますので、ぬるめの湯にゆっくりと回数多く入ることがポイントになります。

ただし、急性期の坐骨神経痛は、温泉で温めると急激に血の流れが速くなり、さらに悪化する場合がありますので避けなくてはなりません。

また、坐骨神経痛の症状の原因は上記のように多岐にわたっており、動脈硬化や糖尿病、脊髄の疾患などの重篤な病気が隠れている事も有りますので、温泉治療に入る前に原因となる病気の治療を優先させなければなりません。

下記は温泉に近い効果が得られる家庭温浴方法です。

・塩湯—-浴槽に食塩をひとつかみ入れて下さい。
肌の表面に付着した塩の成分(塩化マグネシウムや塩化カルシウム)が、水分の蒸発を防ぐので、入浴後はいつまでもぽかぽかしていて体を冷やしません。
石鹸で体を洗い流すと効果が無くなります。

・柑橘湯—-ミカン、レモンなどの柑橘類の皮(生・干した皮どちらでもOK)を浴槽にいれます。

・大根湯または人参湯—-干した大根の葉や、人参の葉っぱを入れる。

これらは保温効果を高め、坐骨神経痛の大敵である冷えを防ぎ体を守ります。