坐骨神経痛等に対してTMS理論で対処

坐骨神経痛等に対してTMS理論で対処

腰痛・坐骨神経痛等々に対して、最新治療方法であるTMS理論が発表されています。
TMS理論とは、ニューヨーク大学医学部臨床リハビリテーション医学科教授:サーノ博士が見出した理論であり、それが書籍となったものです。

TMS理論のTMSとは緊張性筋炎症候群の略です。
頭痛・肩こり・腰痛・坐骨神経痛などの疼痛が、骨格構造の異常などの原因ではなく、筋肉の血流障害による酸素欠乏から起こるというもので、血流障害は抑圧された感情によって引きおこされるとしています。

TMS理論の良いところは、痛みに関する正しい情報を知ることで、痛みに対する恐怖感が和らぎ患者さんが安心できることだそうです。

坐骨神経痛の痛みに対する恐怖感や不安感によって症状はさらに悪化するのですが、正しい情報を知ることで不安が取りのぞかれ、自然治癒力が高まります。

TMS理論を本で読むだけで、腰痛や坐骨神経痛が改善する人も多くいることから、読書療法などといわれています。

TMS理論では、坐骨神経痛は心理的な原因、つまり、ストレスや抑圧された感情(怒り・不安・劣等感等)が体の痛みとして現れてくるのであるとしています。
坐骨神経痛の痛みが、その日の気分や体調によって変化するのはよくあることで、実は坐骨神経痛もストレスと密接な関係にあるのです。

人によっては怒りや劣等感などのネガティブな感情を押さえ込んでしまうことがあるのですが、感情もエネルギーですから、押さえ込んでしまうとエネルギーである感情は体の痛みを通して現れてきてしまうのです。

ストレスで体調を崩すこともあり、心と体は一つのもの(心身一如)という考え方が納得できというものです。

自律神経の状態は、全身60兆の細胞に瞬時に反映されます。
ネガティブな感情を抑圧してストレスがある状態は、自律神経のバランスから見ると、交感神経が優位な状態にあります。

交感神経が優位な状態では、血管が収縮し、抹消の血流が悪くなり、毛細血管は縮まり、血流障害・循環障害を起こします。

血流障害を起こしている部位では組織の酸素が欠乏します。
酸素欠乏を起こした組織は、発痛物質を産出し、それらの物質が知覚神経を刺激して坐骨神経痛を発症してしまうのです。

その坐骨神経痛が新たなストレスとなり、さらに交感神経を刺激して悪循環に陥ってしまいます。

TMS理論による治療プログラムでは痛みに関する正しい情報を理解することで、無駄な恐怖感をとりのぞき、自律神経のバランスの回復を待ち痛みの解消を促します。

日本国内の病院でもTMS理論による治療プログラムを取り入れて実践しているところはかなりあるようですが、TMS理論のみで治療する事には、やはり若干の疑問を持っている医師が多く、一般の治療と併用しているようです。