自然環境が及ぼす坐骨神経への影響

自然環境が及ぼす坐骨神経への影響

坐骨神経は、ほぼ体の下半身部分をはしっているといってもいいほどの、人の体の中の神経では最も長く太い神経です。

坐骨神経痛の原因は、さまざまなものがあげられます。
とりわけ冬の時期に症状を訴える人が多いので、気温の低下により腰から下肢の部分が冷えることが原因の一つと考えられます。

一般的に、神経痛は寒さや湿気など、季節と気候によっても左右されます。
特にヘルニアや変形性の人で、慢性的に腰痛の症状がある人は、体が冷えることや湿気などによって坐骨神経痛にかかりやすくなります。

血管は寒くなったときに収縮し、それにより筋肉もこわばります。 つまり、寒さが坐骨神経を圧迫するということにも繋がるのです。

また、天候や気圧の変化によって神経痛が引き起こされる場合があります。
体内において、椎間板などのように水分を多く含む組織は、気圧が低くなることによって悪影響を受ける場合があります。

最近よく聞く「エコノミー症候群」という症状は、飛行機に長時間乗っていると起こりやすい症状で、気圧の変化や、体を動かさないで座ったままの状態でいることから、血流が悪化して、太ももの静脈に血栓ができやすくなるというものです。
エコノミー症候群と坐骨神経痛との関わりはまだわかりませんが、足腰によくない環境であることは確かです。

また、雨が降ると湿度が上がり、それによって体がむくみやすくなってしまいます。
むくみが生じると、血流が悪化し疲労物質が蓄積されやすくなります。
雨の日には湿度が上がり、気圧が変化するため血行が悪化し、神経過敏になるということが、座骨神経痛の悪化に繋がると考えられています。

その他、坐骨神経痛の原因には、足腰に多くの負荷をかけたり、環境による原因も考えられます。
また、糖尿病が原因とされる神経障害からくるもの、外傷による神経の損傷、腫瘍によって神経が圧迫されるなど、さまざまな原因が考えられます。

「単なる腰痛」ではない事もありますので、異常を感じたら速やかに専門医の診察を受けなければなりません。