腫瘍が原因の坐骨神経痛

腫瘍が原因の坐骨神経痛

坐骨神経痛は今ではすっかりポピュラーになりすぎてしまっていて、たいしたことのない症状だからといって、つい坐骨神経痛を軽く見てしまう傾向にあります。

あまり深刻ではない症状だからといって放置すれば、徐々に悪化していき、生活や仕事に支障をきたしはじめる事も大いにありるのです。

主に坐骨神経痛の原因となっている病気には腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアがあります。これらの病気が原因の場合は、安静に過ごすことで、ある程度の痛みは軽減されていきます。
しかし、いくら安静にしても痛みが非常に強く、一向に改善されない場合、腫瘍が原因となっている場合がありますので、要注意です。

脊椎や馬尾に腫瘍ができてしまっている場合に坐骨神経痛の原因となることが多いようです。
この脊椎や骨盤に腫瘍ができている状態では、主に背中や腰、下肢などに激痛が現れます。

悪性腫瘍が腰椎に生じると、腫瘍の周囲に骨を破壊する破壊細胞が生じ、骨を溶かしていくため血液中のカルシウム濃度が増えます。

また腫瘍が出来た部分の骨は強度の激痛を発します。
腰椎の悪性腫瘍は骨に転移しやすいという性質があり、腰椎に悪性腫瘍が発生した場合は他の場所からの癌転移によるものが大半を占めています。

つまり、腰椎にガン細胞があるということは、既に身体の臓器など、どこかの部分が癌に侵されている可能性が非常に高いのです。

特に唾液腺癌、前立腺癌は骨へ転移しやすい癌といわれています。当然ながら臓器への癌と同様に腰椎への癌も生命の危険が伴います。

がん病歴のある人で、腰痛または坐骨神経痛のようなお尻から足先にかけて痛みやしびれが現れた場合、原因を入念に追究する必要性があります。

レントゲンや検査で腰椎腫瘍か否か、悪性腫瘍か良性腫瘍かその原因が分かるのですから、とにかく早期診断うけて、腫瘍の場合は早期治療をおこなわなければなりません。

腰椎腫瘍はレントゲンやMRIにより、坐骨神経痛の一番多い原因である腰部脊柱管狭窄症と区別することが可能ですが、最終的な診断としては骨の一部をとって検査することで腰椎腫瘍か否かが区別されます。

症状自体はポピュラーでそれほど深刻ではないように思えても、坐骨神経痛は恐ろしい病気が原因になっているということも、少なからずありえるわけですから決して甘くみてはいけません。