女性特有の要因

女性特有の要因

坐骨神経痛はお尻から足先にかけて、痛みやしびれをともなう症状で、腰の痛みや下肢の痛みを感じると坐骨神経痛かな、と自分で判断する人が多いと思います。
女性の場合は、取り分け様々な原因で腰や下肢に痛みを覚えることがあります。

例えば子宮内膜症、月経不順、月経困難症、冷え症、更年期障害など女性特有の疾患であり、それらが腰痛や坐骨神経痛を招くことがあるのです。

子宮内膜症は、子宮の内壁からはがれ落ちた細胞が卵管を通って骨盤壁や卵巣、卵管の表面などに移動し、増殖します。
つまり、子宮の内腔以外のところにも子宮内膜が育ってしまっている状態の事を言います。
この時に生じる痛みが坐骨神経痛にも関わっているのです。

子宮内膜症の女性の中には頻繁に痛みを訴える人もいれば、まったく痛みを感じない人もいます。
月経期に悪化したり、月経周期に関係なく自然にあらわれては消えたりする場合もあります。

痛み方としては、下腹部、背中、直腸部での押されるような痛みが、膣周辺の筋肉や太もも部分に放射状に流れる、といわれます。

成人女性の月経周期は一般的に25日~35日くらいで、この中でのばらつきはさほど問題ではありません。
しかし24日以内の頻発月経や36日以上の稀発月経は病的な月経不順となります。

例え坐骨神経痛などのような症状が出ていなくても、あまりにも周期がおかしいと思った場合には婦人科で相談して下さい。

 婦人科の疾患によって坐骨神経痛が引き起こされているのがわかったら、治療は婦人科で行います。

また疾患ではありませんが、妊娠、出産があります。
妊娠するとホルモンバランスが崩れることや、大きくなるお腹を支えるために姿勢が変わり、腰痛や下肢の痛みが出てくる場合があります。

急激に大きくなるお腹のために腰に負担がかかり、子宮に圧迫されて周辺の血液の流れがスムーズに行かないことも原因となります。
この場合の痛みは出産することで解消することが殆どです。

更年期障害による症状の一つとして、手足がしびれることもあります。
この場合、物に手を伸ばしたとたんにしびれたり、立ち上がろうとした瞬間に足がしびれたりします。

更年期障害によるしびれは、血行改善薬を使っても良くならないことが多く、冷え性対策と同じように、マッサージや、温めたりしたほうが効果的です。
どうしても辛い場合、女性ホルモンを投与してもらえば改善されま