ぎっくり腰と腰方形筋

ぎっくり腰と腰方形筋

ぎっくり腰とは、物を持ち上げようとした時などに突発的に起こる激痛を伴う腰痛で、魔女の一撃などとも呼ばれています。
坐骨神経痛の症状もあり、痛みの為にまったく動けなくなる事もあります。

ぎっくり腰となるには様々な原因があります。
主に考えられることは、腰を前にかがめた状態では、腰椎は後方の椎間関節が広く開き、関節を包む袋=関節包や腰背部の筋肉が引っ張られた状態になり緊張します。
この状態で、捻りなど不用意な力で負荷が加わると、関節包や靭帯・筋肉などに断裂が起り、急性の痛みを発症するのです。

一度、ギックリ腰を起こしてしまうと、強い筋肉捻挫の為、腰椎の湾曲がストレート化して常に腰に負担やストレスが掛かるようになり、慢性の腰痛や坐骨神経痛の原因となります。

ギックリ腰を起こす筋肉で一番関係のある筋肉は腰方形筋です。

腰方形筋は、腹部の筋肉のうち腹腔後壁を形作る後腹筋で、ほぼ長方形の形状をしています。
腰椎の両外側にあり、下は腰椎突起、腸骨稜および腸腰靱帯から(左右の骨盤上部)始まり、上方に向かって走り、第12肋骨に付いていて腰椎を作用側に屈する働きがあります。(体幹の側屈)。

床から物を持ち上げる動作のときや長時間または繰り返し、体を曲げたり捻ったりした時に痛みやすく、立ったり座ったりの動作時に痛みの出現が多いです。

腰方形筋は長時間、繰り返し身体を曲げたり、ねじったりした時に痛めやすく、床から物を持ち上げる時にバランスを崩すと左右どちらかの腰方形筋に負荷が掛かり筋肉捻挫を起こしギックリ腰になります。

この腰方形筋は、脇腹の奥にあたるため、痛めると痛めた反対側に身体を逃がしますので、どちらの腰方形筋を痛めたかがすぐに分かります。

ギックリ腰が慢性化すると左右どちらかの腰方形筋が硬くなり体を痛くないほうに逃がそうとするので、腰の高さやウエストのくびれが無くなりアンバランスになります。
 肩の高さにも左右差が出るようになり腸や子宮にも影響が出てきます。

ギックリ腰を起こしたら腰痛が慢性化する可能性がありますので、早めにしっかりと治療をして下さい。