腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛

腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛

臀部や下肢に不快なしびれがある、太ももに痛みが走る、などの症状があらわれたときには、まず坐骨神経痛を考えます。

前傾姿勢をとった場合に痛みが増すときには、坐骨神経痛は腰椎椎間板ヘルニアが原因で起こっていると考えられます。

腰椎椎間板ヘルニアは、20~30代の若い世代の患者さんも多い疾患です。

椎間板は脊椎を構成している椎骨と椎骨の間にあり、クッションの役割を果たしています。
椎間板の構造は、アンパンのようになっており、中のアンコの部分にあたる髄核を外側のパンの部分にあたる、軟骨成分の線維輪が包んでいる状態になっています。

髄核の一部が線維輪のわずかな亀裂から後方(背中側)に飛び出した状態のことを椎間板ヘルニアといいます。

飛び出したヘルニアが、脊髄神経を圧迫して坐骨神経痛の症状を発症するようになります。

しかし、腰椎椎間板ヘルニアがあっても、必ずしも腰痛や坐骨神経痛の症状があらわれるわけではないようです。

つまり、ヘルニアがあっても、神経根などを圧迫して炎症を起こしていなければ痛みはなく、経過観察となります。
このことはMRIの鮮明な画像で腰椎椎間板ヘルニアの経過を確認できるようになり、わかってきたそうです。

腰椎椎間板ヘルニアの多くは特に治療をしなくても、安静にしていれば、飛び出したヘルニアが自然に小さくなって3~6カ月程度で痛みは殆ど無くなります。(下肢に痺れが残っている場合もあります)

しかし腰椎椎間板ヘルニアは、自然に治ることが多い反面、再発することも多々あります。

椎間板ヘルニアを起こす原因としては、重いものを持ち上げたりからだをひねったり、長時間にわたって車を運転したりデスクワークを続けることなどがあります。
日常生活においての姿勢の悪さも原因となっています。

坐骨神経痛回避のためにも、姿勢に気をつけること、また腹筋・背筋を鍛えることなどを心がけましょう。