坐骨神経痛で湿布薬を貼る場合の留意点

坐骨神経痛で湿布薬を貼る場合の留意点

坐骨神経痛で、整形外科を受診すると多くの場合で湿布薬を処方されます。
勿論、それは骨や筋肉等の損傷が坐骨神経痛の原因であった場合で、筋肉の炎症を抑える為に処方されるものです。

患者さんによっては湿布が全然効かないという方と、湿布で痛みが治まったという方といらっしゃいます。

湿布を貼る事で坐骨神経痛の痛みが緩和されるかどうかは、坐骨神経痛症状の程度と湿布を貼る場所との2点のポイントによって決まります。
温湿布か冷湿布かは、それ程差はありません。

坐骨神経痛で湿布の効果があるのは、発症間もない比較的軽症の坐骨神経痛の場合で、痛みというよりもヒキツレ感があるものです。

湿布の効果が期待できない坐骨神経痛は、発生してから時間がたっていて、徐々に痛みが激化しているような場合、具体的には足に焼けるように痛みがあり、痺れて感覚が無くなっているようなものです。

湿布を貼り続けて、2~3週間たっても効果があらわれない場合は、それ以降貼っていてももう効果は期待できません。

また、貼る場所で重要なことは、痛みを感じているところではなく、痛みの原因となっているところに貼るということです。

例えば、坐骨神経痛の場合、下肢に痛みや痺れ感がある事が多いのですが、この場合痛みのある下肢に貼っても効果はあまり期待できません。

坐骨神経痛を起こすには原因疾患があり、腰椎椎間板ヘルニアの場合には痛みの原因箇所は腰椎のあたりです。
従って、坐骨中央の少し上あたりに貼るのが効果的という事になります。
勿論、坐骨神経痛を感じている場所に併用して貼っても構いません。

冷湿布を貼るとスッ~として気持ちが良いですよね。
それだけでも、痛みがとれたような気になれば、それはそれでストレスの解消にもなり効果があったといえるでしょう。

しかし、坐骨神経痛の原因疾患を特定し、有効な場所に貼る事によって湿布薬がより有意義なものになることは間違いありません。