坐骨神経痛の原因「恥骨結合炎」

坐骨神経痛の原因「恥骨結合炎」

恥骨は、骨盤を構成している骨の一部で左右にあり、クッションの役割をしている軟骨円板により結合しています。

恥骨結合炎とは、軟骨円板に運動や出産によってかかるストレスが原因で起こる炎症で、坐骨神経痛の原因にもなっています。

スポーツ選手はランニングやキック動作などを繰り返すことで、恥骨結合の軟骨円板に捻れが生じ炎症が生じてきます。

また、スポーツ選手以外にもいえる事ですが、恥骨は、骨盤を構成している骨の一部であるため、姿勢が崩れていると、恥骨に付着している筋肉(大内転筋、腹直筋、薄筋など)が無理に引っ張られるために痛みがでてきます

妊婦さんの場合、妊娠中は胎児の圧迫や骨盤の緩みなどが原因で、恥骨に痛みが起きやすくなります。臨月は胎児が下がってくるので、特に痛みを感じる事が多くなります。

また、出産時に結合が開いた恥骨が、産後も開いたまま(恥骨結合離開 )になっていたり、左右の恥骨が別々の方向に歪んでしまうなどした場合に、恥骨に痛みがでてしまう事があります。

恥骨結合炎が生じると、慢性化して治りにくくなる事もよくあり、この事が坐骨神経痛の原因ともなっているのです。

恥骨部分に痛みが出てきたら、まずは安静にして冷やし下さい。
妊娠中の方は医師に申告しておかなければなりませんが、痛みがきつい場合には、医師の判断で消炎・鎮痛剤の投与や、妊婦以外の方にはステロイドホルモンの注射という処置が行われます。

痛みが治まってきたら、痛みがでない範囲でストレッチを入念に行い、恥骨に関係している筋肉の凝りをほぐし、かかる負担の軽減を図ります。

カイロプラクティックなどでは、骨盤自体の歪みやねじれなどを改善させ結合部での負担を軽減させていく施術も行われます。

また骨盤などの関節のハイパーモビリティ(動き過ぎ)を防ぐために骨盤ベルト等で固定する場合もあります。