腰椎変性側弯症と坐骨神経痛

腰椎変性側弯症と坐骨神経痛

腰椎変性側弯症は中年以降に腰椎の変性・側弯変形により腰痛・下肢痛・しびれ・歩行障害等生じるものです。

椎間板や椎間関節が老化することで、腰椎が10度以上側湾して(横に湾曲して)しまう状態のことです。
変性側湾症により神経が圧迫され坐骨神経痛の症状が現れることがあります。

主な初期症状は腰痛ですが、骨棘などの椎体変形や脊柱のねじれ(回旋変形)が生じてくると神経根や馬尾を圧迫して、下肢のしびれ、痛みや筋力低下が生じる場合が多くなり、腰痛は悪化し、体幹のバランスも悪くなり、日常生活に支障をきたすようになります。

腰椎骨の湾曲は加齢に伴って椎間板や椎間関節が変性して椎体を支える力が弱くなることで発症しますが、その他にも骨粗しょう症などが原因で骨がもろくなり椎間が不安定になることでも起こります。

変性側湾症による側湾の程度が大きいからといって、腰痛や坐骨神経痛などの痛みの症状が重いとは限らないケースもあります。
また、側弯があるから必ずしも症状が生じるというわけでもないのです。

変性側湾症が原因で脊柱管が狭くなり症状が出た場合には、腰部脊柱管狭窄症と診断される場合があります。

変性側湾症は老化が原因であることから、中高年に多い病気で、発症すると治療が長期化することが多いようです。

治療は、症状が軽度の場合はコルセットなどで保存的に治療します。
トレーニングによって腹筋・背筋を中心とした筋肉の強化をすることで、日常生活に困らない基礎体力をつけ、また動作訓練などを実施します。

その他、医師の指導の下、食生活や生活習慣の改善を図り、体重の管理・肥満防止なども重要なポイントとなります。

症状が強い場合は手術が必要になることがあります。