坐骨神経痛と筋肉疲労

坐骨神経痛と筋肉疲労

坐骨神経痛は、坐骨神経を圧迫・刺激することから腰痛や下肢痛・痺れを発症するのです。ではなぜ坐骨神経を刺激するのかというと、根本的な原因は神経そのものではなく、筋肉の疲労である事が多いのです。

背骨は人間の上体を支える役目を果たしていますが、背骨と同様に周辺の筋肉は立っている姿勢を保つために、かなり重要な役目を果たしています。
そして立っている間の負担は骨盤の上部、つまり腰部に集中しています。

立ち続けていると、自然と手を腰に当てる動作をする事がありますが、これはバランスを保つために力を発揮し続けている腰の筋肉をかばうことから出る仕草です。

これは椅子に長時間座っている時も同じで、長時間同じ姿勢を続けていて疲労をしている筋肉からの信号なのです。

腰や背中、腰部に疲労がたまってくると発痛物質も蓄積されて痛みの原因となります。
また、筋肉が機能低下すると負荷は脊椎に大きくかかるようになり、やがて脊椎も悲鳴を上げてしまいます。

このように筋肉の弱体化は、上体の負荷が最も多くかかる腰椎の変性へと繋がり、すべりを生じたり、椎骨間に存在する椎間板の変性とも相まって、やがては坐骨神経を圧迫するような構造異常があらわれてくるのです。

腰痛の原因として心因性ストレスが取り上げられるようになっていますが、肉体的な疲労がストレスの要因ともなり得ます。
それだけに体を休ませることは、肉体的にも精神的にもとても大切な対処方法といえるのです。

疲れた筋肉の疲労を回復するためには、入浴などで体を温めることが効果的です。
疲労した筋肉は凝り固まり、血液循環も悪くなっています。
体を温めることで血のめぐりが良くなり、発痛物資や疲労物質を血液が回収し、新たに新鮮な酸素や栄養分を運び込んでくれます。

また、緊張して固まった筋肉をほぐすのにマッサージやストレッチも効果的です。
その他、重要なことは睡眠を十分とることです。疲れはその日のうちにとってしまい次の日に残さない事が基本です。

難しい事かもわかりませんが、意識して体は休ませる時にきちんと休ませるようにしましょう。
坐骨神経痛の予防・再発防止のためには、規則正しい生活が重要であるといえます。