坐骨神経痛悪化要因:「冷え」

坐骨神経痛悪化要因:「冷え」

坐骨神経痛の症状は、その原因疾患によっても違いはありますが、特徴的な症状は臀部から腿のうしろにかけての張りやこり、下肢の痛みや痺れなどです。

整形外科で保存療法を継続しても、この臀部と大腿部の張りとコリがなかなか抜けない事や、または少し良くなったと思っても、すぐに以前のような張りと痛みが返ってくるという事があります。

坐骨神経痛の痛みが改善されないのは、骨盤に歪みやズレがあること、またそれに伴う背骨のひずみも要因と考えられており、そのような場合に症状が一進一退することがあります。

その他に坐骨神経痛の痛みが改善しにくい要因として、「冷え」があります。
腰や下肢が冷えるとあらゆる腰痛の原因となり、坐骨神経痛と冷えは深い関係にあります。

急性期の腰痛の場合には患部が炎症を起こしていますので、炎症を抑える為に患部を冷やしますが、冷やして良いのはこの炎症を鎮める時だけで、痛みがおさまるともう冷やしてはいけません。

筋肉は冷えると凝って硬くなり、血液の循環が悪くなってしまいます。夏場であっても日常的に下半身を冷やさないよう注意しなくてはなりません。
例えば、夏でも靴下を履くなど、保温を心がけましょう。

お風呂はシャワーだけではなく、バスタブにお湯をはって、身体を温める為に入浴の時間をしっかり確保するようにしてください。
温める事で冷えて凝った足腰の筋肉はじっくりほぐされ、血流も良くなります。

発痛物質であるブラジキニンは、血液が固まることで産生されます。
従って体を温めて血行が盛んになると、筋肉の疲労や坐骨神経痛の痛みのもととなっているブラジキニンを血液が運び出してくれます。

坐骨神経痛の痛みを緩和するには、体を温めて血液のめぐりを良くすることが非常に重要だという事が判ります。

整形外科の理学療法ではホットパックなどの温熱治療もありますが、一時的なものでそれだけでは不十分です。
毎日の生活のなかで足腰を冷やさないような努力が必要です。