坐骨神経痛の様々な原因

坐骨神経痛の様々な原因

坐骨神経痛は、病名ではなく症状名です。
原因は坐骨神経が何らかの刺激によって障害が起こすことにあり、痛みやしびれなどの症状が現れてきます。

坐骨神経は末梢神経の中でも太くて長く、とても繊細な神経です。
坐骨神経が圧迫されたり、刺激されたりする原因はいくつかあり、原因が単独であるとは限らず、複数絡まっていることもあり、一概にこれだとはいえません。

坐骨神経痛の原因としてはまず考えられるのは、坐骨神経根が圧迫されることで、原因は椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などが考えられます。

2つ目の原因として、梨状筋症候群があげられます。
坐骨神経は腰椎や仙椎から出た後、臀部を通り下肢に向かいます。

坐骨神経は臀部の深層筋である梨状筋の下を通っているため、梨状筋が絞扼された場合などには坐骨神経が圧迫をうけることになり、神経痛の症状を起こします。これを梨状筋症候群といいます。

坐骨神経を治療しても症状がなかなか改善されない場合には梨状筋症候群が原因となっている場合が多く、梨状筋を健全にしないと坐骨神経痛も改善されません。

3つ目の原因は、太もも内側にあるハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋の三つの筋肉)による坐骨神経への圧迫があげられます。

これも、梨状筋の場合と同じで、ハムストリングスの疲労などで坐骨神経が圧迫されます。
ランナーに多く、日常生活での痛みは無く、ジョギング程度でも痛みは無い、しかし、スピード練習や20km以上のランニングを行った後や翌日に坐骨付近に痛みがあるというものです。
痛みは筋肉痛に近いもので、ハムストリングスを健全にする事で症状はなくなります。

4つ目の原因として、不安やストレスなどの心理的な要因があげられます。
坐骨神経痛と心理的な要因の関係は意外な感じがしますが、実は大いに関係があります。

精神的に不安になると自律神経のバランスが崩れ血行が悪くなります。血行不良によって体の各部に十分な酸素が供給されなくなり坐骨神経痛が症状として現れてくるようになります。

5つ目は4つの原因が合わさった複合的な原因により引き起こされる坐骨神経痛です。

坐骨神経痛は放置していると悪化するばかりです。
適切な処置をおこなうためにも、早期に専門医による検査を受けて原因を突き止めるようにしましょう。