帯状疱疹による坐骨神経痛

帯状疱疹による坐骨神経痛

帯状疱疹は、子どもの頃にかかることの多い「水ぼうそう」のウイルスによる感染症で、一生のうち6~7人に1人がなるといわれています。

ほとんどの人が子供の頃に水ぼうそうにかかると一度ウイルスに感染して免疫ができているので、発症しないのですが、子供の時にかかった水ぼうそうの原因ウイルスが神経節に潜んで おり、何年かたってから再び表に現れてくるのが帯状疱疹です。

一般的には体が弱っている時に発症すると云われており、高齢の方に多くみられるのもこの病気の特徴です。
しかし、20歳代の若者にも見られる事はあります。
過労やストレスで心身ともに疲れている状態のこともあれば、内臓の病気が原因の事もあり、免疫力が落ちている時などには様々な事が引き金となります

ヘルペスウイルが肋間神経や坐骨神経に入り込み感染すると炎症を引き起こし、それらの神経支配域に痛みをもたらします。

神経に沿って皮膚に赤黒く膨れ上がった斑点や水泡がたくさんできて、ピリピリとした非常に強く不愉快な痛みが生じ、完治しても皮膚に跡が残るほど強い症状となります。

ヘルペスウイルスでの坐骨神経痛も、最初は知覚症状だけ起こることが多く、ウイルス感染からのものだとは気づかない事が多いようです。

神経痛のような痛みがありますが、専門は皮膚科となります。
発疹が出て帯状疱疹が疑われたらすぐに皮膚科の受診をお勧めします。

ウイルスが神経を痛めつけて起こるので、その後も長くピリピリした痛みの神経痛や痺れが残ることがあります。
また帯状疱疹の治癒後も硬くなった筋肉が二次的に痛みを発する場合もあります。

このヘルペスウイルスが坐骨神経を侵すと坐骨神経痛を発症します。
ウイルス感染による坐骨神経痛の特徴は常に痛いことで、じっとしていても強い痛みがあり、痛くて眠ることができない事もあります。

帯状疱疹の皮膚症状は、2~3週間で完治しますが、帯状疱疹が原因による神経痛は、坐骨神経痛を含め治癒に時間がかかります。

帯状疱疹になったら、神経痛を残さないようにすることがとても重要になりますが、医師によっては、この帯状疱疹に効果的な薬を使用し、帯状疱疹そのものの治療はできるものの、帯状疱疹後神経痛に対する注意が薄れている事があるともいわれています。

ウイルス感染が原因の帯状疱疹による坐骨神経痛は、骨や間接に問題があるわけではないので、痛みは長く続きますが、きちんと治療をすればほとんど治ります。

帯状疱疹かなと思う症状がでたら早期に皮膚科を受診をすることが帯状疱疹後坐骨神経痛を回避することに繋がります。