坐骨神経痛の治療と自分でできる対策

坐骨神経痛の治療と自分でできる対策

坐骨神経痛は、多くは腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、腰椎に関係する病気が原因となって起こります。
整形外科では、坐骨神経痛を訴えている場合には、その原因となっている疾患を特定し、その治療と合わせ考えて、坐骨神経痛の痛みをとる治療が行われます。

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因の場合にも、手術をしないで痛みを緩和し、通所の日常生活が送れるようになることを目的として、「保存療法」が行われます。

「保存療法」とは手術を行わず、患部を温存したままで治療を行う事で、下記のようなものがあります。

1、薬物療法・・・消炎鎮痛剤、筋緊張弛緩剤、血流改善剤、湿布薬など
2、理学療法・・・骨盤牽引療法、温熱療法、電気療法など
3、装具療法・・・コルセット着用など

まず、一番大切な事は、激痛のある急性期は安静にすることです。
あまりの激痛に驚いて、焦って病院へ行きたくなりますが、動かない事が肝心です。

また、炎症を治める他為に患部を冷やすようにします。
お風呂で温める事は極力避けて。軽くシャワー程度にしておくのが良いでしょう。
痛みが少し治まってきたら、整形外科を受診して下さい。

医師は原因疾患や症状に合わせて、投薬などを行います。

保存治療をしばらく続けても痛みが軽快せず余計に強くなるようであれば、痛みの原因となる神経に局所麻酔薬などを注射し、神経を麻痺させ痛みを和らげるという神経ブロック療法が用いられます。

症状に合わせて、硬膜の外側に注射する硬膜外ブロックと、神経の根元に直接注射する神経根ブロックとがあります。

以上のような保存療法では痛みが改善されず重症化してきた場合には 、神経の圧迫を解除する手術療法が必要なってきます。

医師の治療と共に重要なことは、自分自身が日常生活の行動に注意することです。

・冷えを防ぐ・・日常的に下半身を冷やさないようにする。冷房時は特に注意が必要です。

・正しい姿勢・・腰に負担をかけない姿勢を身につけるようにしましょう。
正座を崩す横座りや足を両側に崩すペタンコ座り、両膝を立てて座る体育座りは腰椎に大きな負担がかかります。
イスに腰掛けるときは足を組まないで、座面のお尻に体重を均等にかけるようにしましょう。
物を持つときは中腰ではなく、下まで腰を落として持つように、また変な体勢で力むこともしないようにして下さい。

・腰が沈み込むような柔らかいベッド・布団は避けて下さい。
寝る体勢は、痛い方を上にして横になって、身体を丸めてエビのようになるのが良いです。

・肥満に注意・・体重が増加すると腰にかかる負担が増加します。
栄養のバランスときちんとした三度の食事、適当な運動を心がけましょう。

・女性のハイヒール、また靴底の硬い靴は、腰への負担が大きくなりますので避けましょう。

以上のようなことで坐骨神経痛は改善されますし、予防にも効果があります。